〈 mist 〉 tumbler ｜ タンブラーグラス - swallow (No.06)

- - - - - - mist - - - - - -

霧は秋の季語。
その中で飛んでいる燕は暖かさを求めて南へと旅立っていきます。
日本へ来た時とは違い家族を増やして飛んでいくそうです。
そんな秋燕をイメージして制作しました。

郷愁や別れのような、ポストアポカリプス的な題材を大学時代から表現していました。
それは誰しもが体験し、人間として存在している限りは逃げることができないものだと思います。
メメントモリとまでは言いませんが一抹の哀愁を感じさせる表現は
今はいない相手を思い出したり忘れないようにしようという執着の表れかもしれません。
でもそれって優しさでもある気がします。

燕たちを見て、旅立った人々を思い出すのか。
彼らの新たな旅立ちを祈るのか。
何かしらストーリを考えるもの面白いかもしれません。

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細かい気泡が模様として入っている薄曇りのタンブラーです。
そこに家庭の繁栄と幸せを象徴する燕を小さく絵付けで施しました。
片側の燕には泡で軌跡を再現しており、非常に高度な技術が使われております。
size　:　H94×Φ83(mm) / 200cc


※5枚目の画像は注いだ時の例になります。模様はその他の画像をご参照ください。

《ご注意》
食器洗浄機、電子レンジ、熱いものでのご使用はできませんのでご了承ください。
全てを手作業で制作しておりますので作品ごとに形や模様が異なります。
一点ものとしてご理解下さい。